有機栽培

Yuukisaibai

現代稲作の常識は非常識 

写真人物・・著者

薄上秀男が確立した微生物理論による発酵肥料・栽培水稲



リービッヒが確立した無機質肥料による栽培水稲

現代稲作の常識は非常識 (文)

 一般生活者は前項の写真2を見てこの稲は黄金の稔りの秋と感じる。又、前々項の稲・写真1を見て未熟水稲田と感じるのが現代の常識である。しかしながら実はこれが非常識なのである。写真2は1840年代ドイツの科学者リ-ビッヒが確立した無機植物栄養理論で、化成窒素から硝酸亜硝酸アンモニアアミノ酸・光合成の栄養理論が正当化された20世紀迄の誤った植物栄養理論と農薬で科学的に栽培され、生体系を狂わせ人間の命を蝕む稲作であった。

専門的には秋落ちと言う。分かり易いく言うと閉経間近に女性が子供を生み、精魂が尽きはて、急に老化が進む状態と同じである。

 写真1は薄上秀男氏が確立した植物栄養理論、食物(有機物)を微生物に発酵させ上限70度迄温度に上げ、アミノ酸・グルコ-ス・グリセロール・アミノ酸・ビタミン・ミネラル・ホルモン等を過不足なく整え作物に吸収させ植物を健康に育てる、21世紀の正しい有機栽培稲作です。分かり易く言うと、20歳代の女性が子供を生み、まだ子供を何人も生める状態と同じ稲である、稲穂は稔っていても稲草は青くまだ生が残っているので、稲を刈り取っても直ぐ稲穂が出て稲穂が稔るのである。 又、写真 Ⅰ の青い色の稲を、写真 2 稲の黄金色に成るまで刈り取らないでいると、稲穂から籾が落ちて収穫が困難になる。

薄上氏が確立した微生物の農法で栽培した食物は、安全で栄養価も高く味も良く抗酸化力があり、素晴らしい食べ物である。 薄上秀男氏の理論によると、有機質肥料の材料が有機物であっても、腐敗菌により腐敗した肥料(悪臭がする)は、有機質・材料を微生物の発酵による有機質肥料とは異なり、無機の硝酸体窒素になる場合もあるので、完全有機質肥料とは言い難く、化成肥料と変らない場合もあると薄上氏は説いている。

 真の有機質肥料とは有機物を微生物に発酵させた物質が完全有機質肥料(味噌と同じ)であり、この肥料を作物に施肥し、休耕中も圃場の微生物に餌を与え微生物の生息・発酵を整え、その圃場で作物を栽培する農業が真の微生物農業である。

又、これ等に加え有機質肥料による微生物農業は、幼穂・結実時期に硫酸還元菌が繁殖する時期に、光合成菌の繁殖を促進し、硫酸還元菌の繁殖・抑制に働き、硫化水素・産生が抑制される。又、京大の小林道治教授の節によると、有機栽培水稲の場合、出穂後、水稲、水田の水を引く時期に硫化水素が発生するが、光合成菌が硫化水素を餌にして繁殖するので、水稲、毛根が硫化水素の障害による呼吸障害が起きる事なく、写真Ⅰの様に秋落ち現象は起こらず、水稲は増収する。

一方リービッヒが確立した、化成肥料による水稲栽培は、幼穂・結実時期に光合成細菌の繁殖が抑制され、硫酸還元菌繁殖期に、硫酸還元菌が猛繁殖して、硫化水素が多量に産生され、水稲根が硫化水素の損傷による呼吸障害が起き、写真2の様に秋落ち現象が起こり、水稲は減収する。

上記の様にリービッヒが確立した化成肥料による農業とは異なり、有機質肥料による、微生物農業は汚染環境の蘇生力もあり、地球・人命の破滅を回避する21世紀の素晴らしい農業でもある。

 既述の薄上秀男氏が確立した微生物理論の様に択一した理論にもかかわらず、現代は非常識が多勢で正当化され常識になり、無勢で少数の常識が否定され非常識化されている。  困ったことに多勢の非常識がマスコミに乗り大手を振って歩ける矛盾社会が現状である。

 栄養素のバランスのとれた正しい分子食養矯正理論に於いても既述と同様に、非常識が氾濫している現代社会では、容認され難い分子栄養矯正理論であると考えられる。

* 邪は正を駆逐し秩序を歪める

* 正食は本性に優しく、煩悩には厳しい